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2009年9月24日 (木)

100%フィリピン

ホルナランを出発して、カランバという大きな街で、次の目的地に向かうジープを探す。
すぐに見つかったが、ここでの(というか、マニラ以外で)ジープ運行は

「満席になったら」

らしい。まだ10時半ころについた私たちは、ジープストップにあるベンチで、ひたすら待った。

ご親切に、テレビが添えつけられていて、そういう時はたいてい必ずDVDの映画が放映されている。(海賊版)
蛇のはなし。最初は小さかった蛇が、どんどん人を食ってでかく成長し、人が必死に戦うが喰われる、というパニック映画系。
血みどろなんだけど、なんかちゃちい・リアル感がない・・・が憎めないフィリピン映画。
これ見たの(公共の場で)3回目くらいな、気がするんだけど。。。
なぜに人気?

2時間まって、出発したジープはぴょんぴょん飛び跳ねるような山道をゆく。
ふもとにあった、元大統領の邸宅や、大きな工場を通り過ぎた。

途中の大学からは、若者たちも乗ってきた。

1時間くらい、揺られていただろうか。ずいぶん、街からは離れた場所にある村みたいなところについた。

カサマ(付き添い)してくれてるセシルも初めての場所らしく。地名で降りてからも、どこへいったらよいか分からない。

一緒におりた、大学生らしき兄ちゃんが、ちいさな声で
「案内するよ。」
と言ったように聞こえた。先頭に立って歩いていく後ろをついていく。


やっと到着。でも、住人がいないらしい・・・。

となりのお宅のおばさんが、ランチを用意してくれた。
ジープの兄ちゃんといい、近所のおばさんといい。
地域の人はみんな知り合いで、自分の客人じゃなくとも、親切にしてくれるんだ。

その日もどこかへ行く計画があったらしいけど、家人が帰ってこないので。
そのまま、集まってきた近所の人と話したり、ミリエンダをごちそうになったり。
まったりしてるんだが、落ち着かない時間をすごした。

夕方、近くの村祭りにいっていたらしい、夫婦が帰ってきた。
やっとわかった、次の私のホスト!
アテ・ヴァンジーの一番下の妹、パメラ夫婦だった。
本人たちに、やっぱりわたしの訪問は伝わってなかったらしい。
「まだ来週かと・・・」驚いていらっしゃった。

旦那さんの実家である、このギンティン村に住んでいる。まだ一歳くらいの娘と、お腹にも赤ちゃんのいるママ、パメラは23歳。

・・・

この地域には水道がない。
でも、きれいな水が川に流れていて。毎日朝夕、人々は水を汲みにいくようだった。
わたしも、中くらいの容器を抱えて、水汲みに連れて行ってもらった。
谷というか、川におりていく道は狭くて細い。帰りは水を持って重いから、休み休み。
毎日は、大変な重労働だ。

夜は、パメラの旦那さん、クヤ・オーランのお母さんが作ってくれたシータウ(インゲン)のスープ。たいていみんな入れる、「クノール」マークのお手軽化学調味料をいれていなかった。
おいしい、っていったら喜んでくれた。

夜、暗くなるとテレビのあるパメラ家には近所の人が集まってくる。
遊ぶっていっても、夜は交通手段ないし、お金もかかるし
田舎はみんな、近所のテレビのある家へ集まって一緒にテレビ観賞。
テレビは大勢が一度に楽しめるから、フィリピンで急速に普及してる。
冷蔵庫やガスや洗濯機がなくたって、みんなお金があったら一番にほしいのは、テレビと携帯電話だ。
日本の「三種の神器」とはちがうね。

近所の若者たちも集まってきて下さった。。。ジープから道案内してくれた兄ちゃんもいた。どうやら仕事を探しに街へいってたらしい。

20歳くらい、おんなじ世代の若者たち。仕事がないから家で牛の世話をしているって兄ちゃん。
からかって、友だちが「コイツ、ママから離れられないんだぜ~」って言ってた。
彼は「家族をおいていけないよ、」って。本気だ。海外へ出稼ぎへいく手段もあるのだろうけど。

どこへいっても、若者の悩みは仕事がないことだ。

・・・

みんなが私を全力で「送って」くれる、大玉おくりのように。
けど、いつもどうやら上手くいってない・・・
けど、いつもどうにかこうにか、ゴールまで目的達成させてくれるんだ。
おくれても、めちゃめちゃに計画狂いながら。

フィリピンタイムどころか、100%のフィリピンライフを経験しているみたい、わたし。

85日め 6月24日 カビテ州 ギンティン村


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