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2009年9月 4日 (金)

ピンニャに埋もれて

00720011

なんだかわかる?この写真。
空色のジープに積めこまれているのは。

「ピンニャ」ことパイナップル。

イモック村の特産品です。
知ってた?植えてから収穫までに、13か月もかかるという。ちょうど収穫シーズンの今、あちこちの畑から収穫されてきたピンニャたち。マニラで売るために早朝、イモック村を出発しました。

わたくしも僭越ながら、ピンニャ様ご一行の便に同乗させていただきました。
それはそれは車内が甘酸っぱい香りに包まれ、またピンニャの皮のとげとげに始終つつかれくすぐったいという、なかなか愉快な走行でした。
高速道路も重さのせいであまりスピードが出ないから、もし衝突されてひっくり返ったら、あたしピンニャに埋もれて窒息死するのかなぁ・・・なんて心配はよそに、事故は起こらなかったものの。あと500メートルで売り場のあるキャンプに到着、、
ってまさにマニラ首都圏内の、二車線大通りで

空色ジープは動かなくなってしまった!!

重量オーバー&空色ジープがポンコツだったことからでしょう。。。
エンスト&タイヤのパンクで道の真ん中立ち往生。かろうじて道の端っこにジープを移動して、そこでしばし待機・・・

どこからか別の、人間を普通に乗せて走ってるジープを呼んできて。そこからは、なんと。
みんなで「ピンニャリレー」開始!!
バケツリレーのごとく、道の一応端っこだけど、あきらかに走行を妨害するような位置で、ピンニャをひとつひとつ、ジープからジープへ、パスにパスを重ね移し替えたのです。

そばを「何事だ??!」と目をまるくして通過していく他の走行車。
運送屋とおもわれる、トラックの運転席に座った3にんぐみの兄ちゃんたちは、
私たちの山のようなピンニャと、彼らの車内に一つだけあったミニ・ピンニャ(かざりとして置いてあったのだろう)を交互に指差し、大笑いしながら通過していった。

無言の「おめぇら、すげえ!!」に、
「すごいでしょ」得意になって、笑顔で応えるわたし。

もう、そこに、売り場はみえてるのに!こんな場所で、こんな労働を・・・
ってふつうだったら思いそうだけど。なんだか、間抜けすぎて逆におかしくなってしまって。みんなでほいさほいさと楽しく、大事なだいじなピンニャを救出したのです。

無事、ピンニャ救出成功、空色ジープもひっぱっていってもらって。
マンガみたいだった。なんて愉快なんだろう。



アクシデントは日常茶飯事。予定どおりにいかないことに不安や、苛立ちを最初のころは覚えていた自分。

どうしようもないから、道の真ん中にあぐらをかいてぺたんと座っていつもと違う景色を楽しんだり。いつのまにか、同乗してたドライバーの子どもの世話係になってておしりふいてあげてたり。改めてフィリピン人の明るさに感心しながら、

「思いどおりにいかない」を楽しめている自分に気がつきました。



・・・・
でもこの後は、幸いちかくだった寮に一泊だけ寝に帰る。。。
実は動物アレルギーの鼻水が限界で、昨夜は寝れず疲労MAX。明日からの農村周遊トリップにそなえて下界に戻ったのでした。

静かで、清潔な「わたし」の空間。おちつく、けどあまりの別世界に違和感。

6月18日 79日め

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コメント

いや~久しぶり、元気?
いい写真だね、いつ見ても…
好きです、この1枚(笑

今夜は予備校生の勉強見ていて
こんな時間になっちゃったヨ。

寂しい虫の音とともに
帰ります(泣

投稿: shizu | 2009年9月11日 (金) 20時39分

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